スーパーサイズ・ミー (日本語吹き替え版) 1/13
スーパーサイズ・ミー (日本語吹き替え版) 1/13 |
2,004年に公開され、世界中で大ヒットしました。
「スーパーサイズ・ミー」は、日本語に訳すと「僕を特大にしよう」
というような意味となります。
監督のモーガン・スパーロック氏自ら、一ヶ月一日三食、
ひたすら大手ハンバーガーチェーンのハンバーガーを食べ続けたという、
米国のドキュメンタリー映画です。
一日三食、ハンバーガーばかりを食べ続けた結果どうなったのでしょうか?
医者も太鼓判を押したモーガン・スパーロック氏の健康体は、
五日目で4.2kg増に。
勃起も不能に、鬱状態にもなりますが、ハンバーガーを食べると気分爽快になり、
さらに食べたくなっていきます...。
映画では、一ヶ月間ハンバーガーを食べ続けた体長変化の克明な記録と同時に、
現代の子供たちが置かれている食環境の劣悪さが描かれています。
それは、学校給食関係者、ファーストフード関係者の証言などで、
ユーモラスなタッチで明らかにされていく。
映画の影響なのかどうかは判りませんが、大手ハンバーガーチェーンでは、
ビッグサイズハンバーガーの販売を中止しました。
ハンバーガーのパティ(肉)は、横隔膜の切り落としや屑肉を主原料にしています。
この他、コストを下げるために、増量効果を狙って脱脂大豆(大豆カス)を使用します。
そして、脱脂大豆と肉類をうまくなじませ、結着させるために、
「アルギン酸ナトリウム」「カゼイン」といった食品添加物の糊料を添加します。
また、肉の赤い色を出すためにペルー産の「ムラサキトウモロコシ」、
辛味をつける「パプリカ」、畜肉臭を消すために「サイクロデキストリン」などの
食品添加物も使います。
概ね、1個のハンバーガーには、調味料なども含めて、
約70種類もの食品添加物が使用されていると言われています。
【参考】食品のカラクリ 別冊宝島編集部編
スーパーサイズ・ミー (日本語吹き替え版) 1/13